辛い事があると、頭の中を埋め尽くすのはその事ばかりになってしまいます。
失恋はその最たるものでしょう。
「彼と復縁したい」
「どうにかして彼の心を繋ぎとめておきたい」
「早くどうにかしなきゃ……」
そんな事ばかり考えてはいませんか?
でも、復縁の事ばかり考えて周囲を見渡せていない状態では決して復縁は成功しません。
自分の辛い気持ち、心の傷にばかり考えが向かってしまうのは、
今の貴女が「病んでいる」からです。
病んでいる女性には「復縁」も「幸せな恋愛」もできません。
「復縁すれば幸せになれる」と考えているかもしれませんが、恋愛は人と人の高度な人間関係です。
そんなに簡単に上手くはいきません。
復縁に「冷却期間」が必要なように、貴女自身には病んだ状態を回復する「回復期」が必ず必要になります。
どうして「病んでいる」状態で復縁が出来ないのか、今日は復縁における「回復期」にフォーカスを当ててお話しをしてみます。
♪目次♪
心が傷ついているとそればかり考えてしまう
少し時間をさかのぼってみましょう。
失恋をする前、彼と良好な関係だった頃の貴方は何を考えていましたか?
きっと、「思い出せない」とか「特にこれと言って考えてない」とか「いろいろ考えていて上げたらきりがない」という答えが大半では無いでしょうか。
それは貴女の心が健康で、思考が外側に向かっていたからです。
外に向かう思考と言うのは、「あれがしたい」「これがしたい」「今度はあそこに行ってみたい」とか自分の内面ではない外の世界に気が向いている状態の事です。
外出する事ばかりではなく「あの本が読みたい」とか「これが食べたい」と言う事も思考が外に向かっている状態です。
しかし、いったん失恋と言う傷を負ってしまうと、途端に外側へ向かう思考が遮断され内側に向かう思考ばかりになってしまいます。
「彼はどうして私を振ったのだろう」
「あの時ああしておけばよかった」
「もう一度やり直したい」
「なんとかして復縁しなくちゃ」
仕事や学校が有っても暇さえ有ればその事ばかりに思考が向かって集中できない。
急に涙が出て来て心が張り裂けそうになる。
こんな状態になるのは、心が傷つき外向きの思考が遮断されてしまっているからです。
外向きの思考が閉ざされ内向きの思考に陥った状態を「病んでいる状態」と言います。
この病んでいる状態から脱しない限り、どんなに努力をしたとしても「幸せな復縁」
をすることはまず出来ません。
彼との復縁の事ばかり考えて居ても復縁出来ない
病んでる人に魅力は無い
どうして病んでいる状態では復縁が出来ないのでしょうか。
答えは簡単です。
自分の事しか考えていない「病んでいる人」には、他人を惹きつける魅力が無いからです。
もし、病んでいる貴女を「魅力的」だという人が現れた場合、その人は貴女と同じように病んでいる人であるか、自分に自信が無く相手よりの上の立場に居たいタイプの人でしょう。
類は友を呼ぶと言う言葉があります。
マイナスの感情はプラスの感情を吸い取り、マイナスの感情を呼び込みます。
もし貴女を支えていてくれた友人が居たとしても、病んでいる状態の貴方と一緒に居ればどんどん友人のプラスの感情を奪っていってしまいます。
プラスの感情を多く持っている人は、そのうちマイナスの感情に近付くのに疲れて自然と離れていくでしょう。
逆にマイナスの感情に近づいてくるのは、マイナスの感情を持った似たような相手です。
マイナスの感情を持った仲間が集まれば、貴女がプラスの感情を取り戻すのはどんどん難しくなってしまいます。
結果として、貴女がいつまでも病んだ状態でいると、本当に復縁したい「彼」ではなく、自分が意図しないタイプの人ばかりと付き合う事になる可能性もありますので注意が必要です。
病んでいる状態で復縁しても疑心暗鬼に陥るだけ
もし、貴女が病んでいる状態を克服できないまま彼と復縁を成功させたとします。
心の傷を作った原因が解消されたため「病んだ状態」もすぐに克服されるはずだと思いますよね。
しかし、一度傷ついた心はそう簡単には元に戻りません。
病んだ状態が解消されないままの復縁の場合、彼が離れていく辛さを味わった経験はトラウマとして心に残ります。
すると今度は「いつ彼が離れていくか」と言う不安が貴女に付きまとう事になります。
再び彼が離れていく事を防ぐために、必要以上に束縛したくなったり、自分自身の感情を押し殺し我慢ばかりするようになってしまいます。
「こうしたら彼に嫌われてしまう」「もっとこうしないと彼は離れていく」という疑心暗鬼に陥り、結果として自滅する可能性が高くなってしまうのです。
そうならないためにも冷却期間をしっかり取り、その間にきちんと自分と向き合い「病んだ状態」を解消する事が大切です。
魅力的なのは周囲に目を向けられる人
誰から見ても「自分の事しか考えていない病んだ人」よりも「周囲にも目を向けられる明るい人」の方が魅力的だと思うでしょう。
ここでいう「周囲に目を向ける明るい人」と言うのは、アウトドアでいつでも外に出て友人や仲間たちと楽しく遊んでいる人の事ではありませんので注意してくださいね。
インドアで本が好き、外に出るよりも一人の時間をじっくり楽しみたい、というタイプの人であっても、自分のペースを確保して自信をもって生活する事が出来ていれば素晴らしい事です。
新しい本が読みたいとか、見た事のない映画が見たいとか、自分が「ああしたい」「こうしたい」と思える事が大切です。
「周囲に目を向ける」とは、自分の心の傷だけに注目するのではなく、自分の外側の出来事や物事に目を向けられる状態の事を言います。
病んでいる時は無理にでも外に目を向ける事が大切
一刻でも早く彼と復縁したい。幸せになりたいと願うのであれば、無理にでも外に目を向ける事が大切です。
失恋の事や恋愛の事、復縁の事ばかりを考える時間を一旦完全に無くせる環境を整える努力をしましょう。
どんな事でも構いません。
資格取得に励むとか、旅行に行くとか、新しい趣味を見つけたり、オフ会サークルに入ってみるのもいいでしょう。
とにかく、恋愛の事を忘れて集中できる環境を作る事が大切です。
外に目を向け、新しい事にチャレンジしたり何かに夢中になる事で自然と貴女の表情は生き生きとし表情も明るく魅力的になっていきます。
もし、別れた彼が同じ職場や同じ学校に居る場合、会話が無くても表情を見ただけで貴女の変化に気づくでしょう。
陰鬱としていた表情がパッと明るくなり「元カレには未練は無い」と言わんばかりにハツラツとして魅力的な表情をしていれば彼も「おや?」と、貴女の事が気になるでしょう。
自分の付き合っていた女性が自分の知らない表情していると、どうしても気になってしまうものです。
彼が知らない新しい自分になる為にも、外に目を向ける事は必要不可欠です。
熱中出来るものを見つけてエネルギー補充
恋愛を忘れるために始めた事であっても、熱中出来る事が見つかると自然と気持ちは前向きになり、心のエネルギーが補充されていきます。
すると、マイナスの気持ちはプラスに代わり、病んでいた心は徐々に快方に向かっていきます。
エネルギーが溢れている人は、笑顔が溢れ周囲に広く目を向ける事ができます。
そんな人は誰から見ても魅力的です。
勿論、別れた彼にとっても、魅力的に見えるでしょう。
病んでいる状態を脱する事が出来れば、あとは復縁に向けて行動を始めるだけです。
復縁の最初の一歩は自分の「病んでいる状態」を回復させることに他なりません。
「冷却期間」は貴女自身の「回復期」でもありますが、せっかくの冷却期間を回復に充てるのはとても勿体ない事です。
彼と距離を置いている間でも実はやる事は沢山ありますので、いつまでも病んでいる暇はありませんよ。
まずは、しっかり自分の心を休めて一刻も早く魅力的な元の貴方に戻って、復縁に向けて歩き出しましょう。
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