大好きだった恋人と辛い別れを経験すると、「もう一度やり直したい」と言う気持ちが湧き上がってくるのは当然の事です。
特に彼から別れを切り出されたり、納得いくまで話し合いができなかった、自分の過ちがきっかけで別れてしまったなどであればなおさら復縁への思いも強くなると思います。
しかし、別れてすぐに「復縁したい！」と行動に移すのはNGです。
きっと色んな復縁マニュアルを読んだとしても同じことが書かれているでしょう。
復縁をしたいと思ったら別れてから最低3か月は連絡を取り合わない冷却期間を設ける事が鉄則中の鉄則とも言われています。
マニュアルや復縁カウンセラーによっては「半年～１年は冷却期間」と言っている物もあるぐらい別れてから相手と距離を取る事は復縁において重要です。
「別れて連絡を取らなかったら彼に忘れられちゃう！」
「連絡を取らない間に相手に好きな人ができてしまうかもしれない！」
と、不安になる人もいるでしょう。
しかし、その心配は「復縁」という目的においては全く不要なものです。
今回の記事では、なぜ復縁後に相手と距離を取る冷却期間が大切なのかを詳しくご説明したいと思います。
もしも、貴女から相手に別れを切り出して別れた場合はこの記事と少し状況が違いますので、こちらの記事をご覧ください。
♪目次♪
- 別れた直後は「大事故に遭った状態」
- 人間はまず「自分の傷を癒そうとする」
- 自分の傷を癒そうとするあまり「ストーカー」だと思われる危険性も
- 相手と連絡が取れているのは相手の罪悪感と優しさのおかげ
- 相手だって傷が癒えてない
- 別れた直後から連絡を取り合うのは逆効果
- 沈黙を続ける事で相手はあなたの事を考え始める
- 実は別れて数年経ったカップルの方が復縁は成功しやすい
- 復縁したいなら最低3ヶ月はグッと我慢して
別れた直後は「大事故に遭った状態」
別れた直後、貴女はどんな状態になりましたか？
身体の真ん中に大きな穴が開いたような虚無感があったり
立っていられないほどの喪失感
食事も喉を通らないような胸の痛み
突然涙が溢れてくるような精神の不安定さを抱えている事でしょう。
今の貴女は、大切な人を失って心も身体もかつてない程に傷ついてボロボロの状態にいます。
例えるならば、自動車で正面衝突する位の大きな事故に遭ったような精神状態なのです。
その衝撃は経験した人でなければ分からない辛さです。
笑顔が素敵で明るい人から笑顔が消える。
仕事に一生懸命に打ち込んでいたのに、仕事が一切手に付かない。
食べる事ができずに体重がどんどん減ってしまった。
あまりのショックに自殺願望が芽生えてしまう。
心のバランスが取れずに一日中泣いてばかりいる。
もし、自分の周囲にそんな人がいたら、貴女はその人を「正常」だと思うでしょうか？
きっと誰に聞いても答えはNOのはずです。
つまり、失恋した直後というのは全くもって正常な状態では無いと言う事です。
人間はまず「自分の傷を癒そうとする」
生き物には自己治癒能力というものが存在します。
傷ついたらまずは傷を治そうとする力です。
身体の傷だけではなく、心にも自分の傷を癒そうとする力が備わっています。
ちょっとしたミスやショックであれば「寝れば忘れちゃう」なんて意見も聞きますが、失恋程の大きなショックになるとそんな簡単な方法で傷を癒す事は中々出来ません。
多くの場合は、ストレスを受けた環境を克服する事が一番のストレス解消となります。
ゲームであればゲームオーバーしてしまっても、もう一度やり直してクリアできれば達成感を味わえますし、誰かと喧嘩をしてしまった場合も、相手との仲直りが出来ればストレスを解消する事が出来ます。
同じように、失恋のストレスも「復縁」と言う形で克服する事が一番手っ取り早く傷を癒す方法のように思えます。
しかし、ちょっと待ってください。
自分の傷を癒す事を目的とした「復縁」を希望するのは大変危険です。
もしかしたら、貴女の意識としては「自分の為」だとは思っていないかもしれません。
「相手を傷付けてしまったから」
「二人の為にもう一度やり直したい」
「今度こそ彼を幸せにしたい」
そう思っていたとしても、です。
別れの直後にすぐに「復縁したい！」と強く願うのは、結局は「自分の傷を癒したい」と言う強い願望にすぎません。
その理由は後に書きますが、貴女は今事故に遭ったような大きなショックを受け心も身体もボロボロの状態です。
精神状態は決して通常の状態とは言えません。
そんな大きな心の傷を癒そうとする時、人は相手を思いやる余裕など持てなくなってしまうのです。
自分の傷を癒そうとするあまり「ストーカー」だと思われる危険性も
貴女はストーカーと聞くとどんなイメージを思い浮かべますか？
相手の都合を考えずに付きまとう
拒否しているのに何度も電話やメールを送ってくる
相手の都合も考えずに待ち伏せをする
自分の気持ちを一方的に相手に押し付ける
多くの方がこんな風に思っているのでは無いでしょうか。
実はこのストーカー行為、他人事ではありません。
男女問わず、多かれ少なかれ失恋した直後の多くの人がこの状態に陥っているのです。
「私は絶対にちがう！」と思う方もいるでしょう。
メールや電話はするけど、相手は普通に出てくれるし相手もしてくれるし嫌がって無い
話しがしたくて会いに行ったけど、嫌がられたらすぐに帰ってくるつもりだった。
とにかく自分の気持ちを聞いてほしいだけだから、返事なんて期待していない。
こんな風に思っている方も要注意です。
別れた瞬間から恋人は他人になる
辛い言い方かもしれませんが、一旦別れた恋人同士はその瞬間から他人です。
貴女はまだそう思っていないかもしれません。
充実した時間と共に過ごした大切な相手ですから当然です。
未練も気持ちも残っている相手を別れた瞬間から「他人だと思え」と言うのは酷な話ですよね。
しかし、相手は既に貴女の事を既に「別れた相手＝他人」だと思っています。
更に言ってしまえば、別れを切り出した側と言うのは想像以上に元恋人を遠ざけたいと思っている傾向にあります。
それは振ってしまった罪悪感からだったり、付き合っている時から早く別れたいと強く思っていたからなど理由は様々です。
ですが、別れを切り出した方は少なからず元恋人に対して「近付かないでほしい」「連絡をしないでほしい」と思っているのです。
その気持ちを無視して自分の気持ちを相手に押し付け、連絡を取ったり会いに行こうとするのは、結局の所自分の事しか考えていないストーカーと同じなのです。
相手と連絡が取れているのは相手の罪悪感と優しさのおかげ
「でも、未だにメールや電話に応えてくれるのはどうして！？」
「本当に近づいて欲しくなかったら無視するんじゃない？」
「返事が返ってくるのはまだ相手も自分を思ってくれてるからじゃないの？」
と思うかもしれません。
ですが、よく考えてみてください。
少なからず友人以上の時間を過ごした相手に対して「別れたから、もう顔も知らない赤の他人」だとスッパリ言い切れるような冷たい相手と貴女は付き合っていましたか？
そんな冷酷な相手だったら貴女は復縁したいとここまで望んでいたでしょうか。
お見合いで出会ってから2週間しか経っていないとかであればまだしも、出会ってから今まで1年、2年と時間が経っていれば別れてからも相手に対して情が移るのは普通の事です。
別れてからも相手が悲しんでいる姿を見れば「自分のせいだ」と罪悪感も湧きます。
そんな相手から電話やメールが来れば無視する事は難しいでしょう。
ただ、理解しなくてはいけないのは相手が貴女に対して気持ちが残っているわけではないと言う事です。
未だにメールや電話が相手から帰ってくるのは、あくまでも相手の罪悪感と優しさのお陰なのです。
相手だって傷が癒えてない
貴女は今大きな事故に遭ったような大きなショックを受けている状態です。
心も身体もボロボロです。
でも、傷ついているのは貴女だけではありません。
別れた相手も、同じように大きなショックを受けているのです。
相手がショックを受けていると聞いてどう感じますか？
「別れを切り出したのは相手なのに傷つくなんておかしい」
「私の方がショックが大きい」と思いますか？
しかし、別れ話と言うのは別れを切り出す方・切り出された方どちらにとってもショックが大きな出来事なのです。
貴女は別れ話の時に泣いたり、相手を引き留めたりしませんでしたか？
別れを切り出す側にとってもできる限り相手を傷つけず穏便に済ませたいと思っていたでしょう。
しかし、泣かれたり引き留められたりすると、相手を傷つけている事に罪悪感が沸き上がり、自分が悪者になったようで酷く傷ついてしまいます。
相手が別れを決意するまでの間にも、貴女と別れたいと思った理由があります。
貴女が気づかなかったとしても、相手は貴女との別れを考えるほどに傷ついていたのです。
貴女が自分の傷を癒したいと思っているのと同じように、相手も自分の負った心の傷を癒したいと思っているのです。
別れた直後から連絡を取り合うのは逆効果
相手にとっても別れた直後は事故にあった直後のようなショックを受けています。
今の貴女と同じように、相手の心も身体もボロボロの状態です。
不本意かもしれませんが、貴女の心の傷を作ったのが相手であるのと同じように、相手の傷を作ったのも貴女なのです。
そんな自分を傷つけた相手から、何度も連絡が来るのは相手の傷を抉られているのと同じ事です。
別れた直後はまだ、別れ話で感じた苦い気持ちや、付き合っていた時に感じた嫌な気持ちの方が強く心に残っています。
凄く嫌な事が有った時、楽しかった記憶を呼び起こそうとしても楽しかった当時の幸せな気持ちを呼び起こすことは難しいでしょう。
今の相手にとって貴女との思い出は別れ際の辛く悲しい記憶でしかなくなっているのです。
ジクジクしてかさぶたすら貼っていない相手の傷口は、貴女が連絡をするたびに抉られてどんどん傷口が広げられていく事になります。
それどころか、貴女からのメールや電話が有るたびに彼の記憶には”楽しかった貴女との思い出”では無く”別れ際の辛い思い出”ばかりがどんどん蓄積されていってしまいます。
それが繰り返されてしまえば、相手は無意識に貴女を「自分を傷つける相手」として認識し始め、貴女を再び恋人として選ぶ選択肢が無くなっていきます。
それを防ぐためにも、別れた直後から相手と連絡を取り合うのは出来る限り控える事が大切です。
理想だけで言えば、別れた翌日からスッパリと連絡を断つのが一番いいのですが、現実的には非常に難しいでしょう。
ですので、この記事を読んだ貴女はできる限り早く相手との連絡を断てるように努力してみてください。
どうしても連絡を取らなくてはいけない場合は？
もし、貸し借りしていた荷物の受け渡しなどでやむを得ず連絡を取らなくてはいけない場合は、できるだけ事務的に行う事をお勧めします。
もし顔を合わせる機会がある場合は、あまり時間をかけずにすぐに解散するほうがいいでしょう。
出来る事ならば「もう貴方に未練は無い」と印象付ける事ができるくらいサッパリ別れられるのが理想です。
相手が拍子抜けする位、笑顔で颯爽と去っていければ、彼の中の貴女の印象がぐっと向上するでしょう。
沈黙を続ける事で相手はあなたの事を考え始める
相手が貴女と付き合っていたころの楽しかった記憶を思い出すのは、別れ際の傷が完全に癒えてからです。
それも、ふとした時に少しずつ少しずつ記憶の引き出しを開けるように楽しかった思い出がよみがえり始めます。
別れの傷が完全に癒えて、過去の事になるまでにかかる時間は約3か月と言われています。
失恋の辛さも3か月あれば乗り越えられると言われるように、3か月あれば、大抵の失恋の痛みや辛さも癒えて気持ちも前向きになって来ます。
相手の中でも貴女との別れ話が過去の事になってきた頃、ふとした瞬間に貴女と過ごした楽しかった思い出がよみがえるようになります。
貴女との楽しかった記憶がすんなりと思い出せるようにする為にも、別れ際と別れた直後に悪印象を残さないようにするのが、復縁を成功しやすくする一番の鍵だと言えるでしょう。
実は別れて数年経ったカップルの方が復縁は成功しやすい
実は、別れた直後よりも別れて数年経ったカップルの方が復縁の成功率は高いと言われています。
別れて数年経ち、お互いに様々な経験をしたり、別の相手との恋愛を経験した結果「やはり自分にはこの人がふさわしい」と改めて実感する事が多いようです。
人には自己治癒力が備わっていると話しましたが、人間は嫌な事程長く覚えていられないように出来ています。
その代わり、幸せだった思い出や楽しかった思い出は長くはっきりと覚えている事ができます。
別れてから数年経つと、付き合っていた頃に感じた相手の嫌な部分や、別れ着やな嫌な記憶もほとんど薄れています。
またお互いに精神的に成長し、当時よりも相手に譲歩する事ができるようになっている場合もあります。
だからといって、付き合っていた当時と全く同じように振舞ってしまえば同じ別れを繰り返す可能性もありますので、同じ過ちは犯さないように学習しなくてはいけません。
ただ、この事からも復縁を成功させるためにはなるべく相手と距離を置く時間をしっかりとる事が大切だと言う事はお分かりいただけたと思います。
復縁したいなら最低3ヶ月はグッと我慢して
最低3か月は相手との距離を置くべきだとお話ししましたが
3か月って長い！
と感じる方も多いはず。
1年のうちの4分の1の間、何の行動も起こせないとなると確かに長いと思うのは当然ですよね。
「その間に彼に忘れられてしまうかも！」
「相手に好きな人が出来てしまうかも！」
と心配になるかもしれません。
しかし、今はLINEやその他のSNSの普及により相手の視界から完全に姿を消すことは実質不可能です。
更に別れて3か月以内に相手に恋人ができた場合も、あまり心配する必要はありません。
相手の浮気や貴女との掛け持ちだった訳でないのなら、その恋愛はあまり中続きはしません。
その理由はまた別の記事でご説明しますね。
そして、そんな事を心配するよりも、沈黙を続ける冷却期間の3か月間の間に貴女には復縁に向けてやるべきことが沢山あるのです。
相手との復縁を何としてでも成功したいと思うのなら努力を怠る事はできません。
まずは冷却期間の3か月でしっかりと彼に振り向いて貰える自分に生まれ変わる必要があるのです。
3ヶ月待つ間にやるべき事はいっぱいある！
→今回の恋愛の復習
彼との復縁を考える際に真っ先にしなくてはいけないのが今回の恋愛の復習です。
自分の何かいけなかったのか、あの時どうすれば良かったのか。
後悔先に立たずとは言いますが、彼との未来のためにするべきことはたくさんあります。
→自分の長所と短所を見直そう
一度付き合った相手に再度自分の魅力をアピールするのは難しい物です。
自分の長所と短所を再確認して、さらに魅力を上げましょう。
→一途に努力できる事を見つける
一途に努力している姿は誰から見ても魅力的です。
特に、別れる前に何も熱中するものがなかった人であれば、再開した彼に新たな魅力をアピールするきっかけになるでしょう。
スポーツでも仕事でも資格試験でもなんでも構いません、ひたむきに挑戦する事で失恋の辛さからも解放される事ができますよ。
→とにかく恋愛から離れる時間を作ってリフレッシュ
もし、別れる前も後も恋愛が何よりも優先の「恋愛脳」だった方は恋愛や別れた相手の事を考えない時間を作る努力をしましょう。
生活や人生の中で恋愛に重きを置く女性は、周囲が見えなくなりがちです。
相手に振り回されて、恋人の言動に一喜一憂するのは健全とは言えません。
恋愛から離れる時間を作って、心も体もリフレッシュしましょう。
→映画、ニュースなどどんな事でも良いから情報収集を
失恋の痛みを引きずっていると、つい塞ぎ込んで世間の情報からどんどん取り残されていきます。
世間か取り残されてしまうと、さらに自分の世界を狭めて消極的になってしまいますので、どんな情報でも良いので今世間で何が起こっているのかを知るようにしましょう。
→自分磨きを怠らない
冷却期間中にしなければならない、一番大切な事が自分磨きです。
やっと冷却期間を置いて彼と再会をしても「何も変わっていない」と思われてしまうのはとてももったいない事です。
見た目はもちろん、言動や考え方なども「過去の自分とは違う」所を見せるためにも、自分磨きに力を入れましょう。
3か月あれば人は見違える
冷却期間と聞くと、辛い時間のように思えますが実はとても忙しくやる事が沢山ある時間でもあります。
恋愛の復習をして、自分の長所短所を再確認し、今の自分をより輝かせる努力をしなくてはいけませんので3か月じゃ時間が足りないぐらいです。
人は3か月あれば十分変わる事は可能です。
彼と再開した時に「あれ？ 何か違うな」「前よりも魅力的になったな」と思わせられるように、今からやる事は沢山あります！
貴女の復縁が叶いますように、心から応援しています。
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